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【ダウントンアビー】ネタバレ注意 あらすじシーズン1エピソード1

1912年4月。

イングランドの牧歌的な風景の広がる田舎にあるダウントン・アビー邸宅に緊急の電報が届けられます。ジェームズ・クローリーとその息子でありダウントン・アビーの次期後継者であるパトリック・クローリーがタイタニックとともに海に沈んでしまったというのです。



パトリックはダウントンの現主人ロバート(グランサム伯爵)の甥に当たり、ロバートの長女メアリーと結婚する予定でした。パトリックの亡き今、次に伯爵号を継承するのは誰か、ロバートのアメリカ人妻コーラが実家から持参した莫大な財産で成り立っているダウントン・アビーの資産は誰が引き継ぐのか、はたまたダウントン・アビー邸宅に住むクローリー家はいったいどうやってこの豪奢な邸宅を維持していけばいいのか…それまで平穏だったクローリー家は大騒ぎになります。(当時のイギリスでは法律によって邸宅や土地などの資産や称号は男子に継承されなければならないと決まっていました。しかしパトリック以外の男子はクローリー家の近縁には現在いません。)


悲しみに茫然自失するロバート。パトリックとの結婚から逃れられてあからさまに安堵する様子を見せる長女メアリー。そしてパトリックに恋していた次女イーディス。メアリーは悲しみにくれるイーディスをあざけります。


パトリックの亡骸が戻らないままの葬式がすんだ後、弁護士はロバートに「どんな状況でも法律は変えられない。近縁に男子がいなければ、遠縁を探さなければならない。」と伝えます。どこの馬の骨とも知れぬ遠縁の者にこのダウントンの莫大な財産と地位を継がせるなんて…とロバートの母バイオレットは絶句。「限嗣相続(男子にしか相続権がないこと)なんかなくなればいいのよ!」


事の複雑さが次第に明らかになる中で、邸宅階下の使用人フロアでもある変化が起こっていました。主人の侍従として足の不自由なジョン・ベイツが新しく赴任してきたのです。


家政婦長のヒューズ夫人と執事長のカーソン氏はベイツの障害を寛大に受けとめますが、コーラの侍女オブライエンと第一給仕のトーマスはあからさまに冷遇します。トーマスが昇進するはずだった主人の侍従のポジションにベイツが収まった腹いせに、オブライエンとトーマスは、ベイツに対する嫌がらせを始めます。


ベイツがボーア戦争時代にロバートの従卒(将校の世話をする当番兵)だったことがわかると、嫉妬から嫌がらせはますます加速します。オブライエンはクローリー一家の前でベイツの仕事ぶりを酷評し、トーマスは使用人たちの間にベイツの悪いうわさを流します。しかしメイド長のアンナだけはベイツに尊敬と親切心をもって接するのでした。





まもなく、若きクロウボロー公爵が婚約者を失ったメアリーを励ますという名目で、ダウントンを訪れることが知らされます。使用人たちは高位の公爵(ロバートの伯爵号は公爵よりも低位。)をダウントンにお迎えするためぬかりのないよう準備を始めるかたわら、メアリーは公爵との結婚をねらう計画を立て始めます。


クロウボロー公爵がダウントンに到着すると、公爵は世話係としてトーマスを指名します。トーマスが笑顔で公爵に近づいて行きますが、それはオブライエンがベイツの足をひっかけて転倒させる騒ぎによって阻まれてしまいます。ベイツは公爵の前で地面に倒れこみ、クローリー家に恥をかかせてしまいます。


クロウボロー公爵はメアリーに使用人の寄宿舎を探検しようと持ちかけ、二人はこっそりと忍び込みます。しかしクロウボロー公爵はなぜかトーマスの部屋に入り込み、なにやらごそごそとたんすの中を物色し始めます。


ロバートはベイツが公爵の前で倒れこんだことに失望の色を隠せず、ベイツに解雇を命じます。不自由な足のせいでダウントンを離れなければならなくなったベイツはその夜自分の部屋でひっそりと涙に暮れ、たまたまベイツの涙を見てしまったアンナはベイツを励まします。


晩餐会の後、クロウボロー公爵はロバートとメアリーの将来について話をし、メアリーとの結婚を考えていることをほのめかします。しかしロバートからメアリーはダウントンの財産を一切相続することができないことを伝えられると、手のひらをかえしたようにメアリーとの結婚話を否定します。ダウントンへ訪れたのはあくまで失意のメアリーを励ますためであって、メアリーとの結婚など考えたこともないと。


その夜、トーマスがクロウボロー公爵と部屋に2人きりになり、公爵の邸宅で執事長として雇ってほしいと頼み込みます。トーマスは公爵に近づき愛撫し、キスをして公爵の心をゆすろうとします。しかし公爵は昼間にトーマスの部屋のたんすから盗み取った2人の間の文通の手紙の束をおもむろに取り出し、暖炉の火の中に投げ入れます。


トーマスと公爵は以前から同性愛の関係にあり、今回のダウントンの相続問題やメアリーとの結婚話もトーマスが公爵に入れ知恵していたのでした。2人の関係を証明しうる手紙の束が燃えてしまった以上、トーマスは公爵をゆすることもたかることもできません。 翌朝、公爵はダウントンを去ってしまいます。


あわただしく公爵の出発の支度がされる中、ダウントンを解雇されたベイツも公爵の車で駅まで送っていくことになりました。ベイツを解雇してしまったことに対する後悔に苛まれながら見守るロバート。しかし公爵の車が動き出した瞬間、ロバートは後悔の念に耐えられなくなり車を呼びとめ、ベイツの解雇を撤回します。


一方、ダウントン・アビー邸宅から遠く離れたマンチェスターにて、イザベル・クローリーとその息子マシュー・クローリーが遠縁のいとこであるグランサム伯爵(ロバート)からの手紙を読んでいました。


「グランサム伯爵から手紙が来るなんて珍しいわね。なんて書いてあるのかしら?」と息子に聞くイザベルに、マシューは「どうやら伯爵は僕たちの人生を変えてくれるみたいだ。」と答えます。



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ダウントンアビーの時代背景を探る


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自己紹介:
アメリカ在住。
ダウントンアビーが大好きで、シーズン1からシーズン3までは各話3回ずつ見てしまったという、言わばダウントンアビーおたくです。
いつかダウントンアビーの舞台となったハイクレア城を見に行くことが夢。

好きなキャスト:
男性ではマシュー・クローリー
女性ではシビル・クローリーとデイジー

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